古い脳のオートマ行動に気づいたら即訂正ー本当の自分にじりじりと近づいていく
小さな「やってみたい」を重ねて大きな展開に!
約1年前の、音楽ユニット「あとわ」のコンサートがNYで行われた 天とつながる 守谷直恵さんのピアノとクリスタルシンギングボウルの音 大地とつながる サコさんのピアノと歌 そして、ゲストダンサーは、ベリーダンスの杉山奈穂子さん 写真右側、3人が写っています。 いいコンサートだった そして、最後は多くの人が舞台にでてきて一緒に踊って 喜びに溢れて幕を閉じた その興奮もさめやらぬうちに撮影された集合写真がこちら で、向かって左端で、大口あけて
幸せそう
に写っているのが わたし これです そう
しあわせ そう に 写ってる
でもそこが、問題だったのです
もう我ながら面倒くさい けど、こういうことだったの あとわのコンサートで まず最初に演奏されたのが、あとわのお二人のテーマソングともいえる 「天と地をつなぐ」 という曲
衝撃だった
サコさんのことは少しは知っているつもりだったけど 過去の音楽活動の詳細までは知らなかったし、 その頃「最近、なぜか曲がどんどん降りてくるようになった」とは聞いていたけれど どんな曲なのかは 詳しくは知らなかった。 その 大地を両足でしっかり踏みしめて 空をあおぎ、偉大なる存在へと想いをはせ、つながっていくパワフルな 歌詞、メロディー、エナジーそのもの その時の私に響きまくった
「あぁ、今、舞台に飛び出していって、裸足で床をふみしめて
この歌詞を朗読しながら、この曲のエナジーを、体現したい!」
そう強くおもって、もう胸がドキドキ 細胞が煮え立つ感じ? 生の音楽と、アートとして朗読したことはないけれど 朗読に関しては、いってもプロではある もちろん、もう一歩先のチャレンジではあるけれど
なぜか、絶対できる!という変な確信
下手したら、ステージにいきなり飛び出していきそうになる自分を抑えるだけで必死 胸がパクパクした 理屈じゃなくて、全身がそんなふうになっちゃったんだから仕方ない でもさすがに3%くらいは、理性が残っていたので なんとか、自分の席にとどまる ずっと胸がドキドキする中 コンサートはすすんでいって 今度は、直恵さんの、美しすぎてなんだか泣けてきちゃうような ピアノが聞こえてきた また、妄想が始まりそうになる 「あぁ、、この曲にのせて、、、」 と思ったと同時に、 シャカシャカシャカシャカ〜♪と、不思議な鈴の音みたいな音が聞こえたかと思うと それは、純白のセクシーなドレスに身を包んだ、美しい若い女性の 悩ましいまでくびれば腰の動きにあわせて、衣装の装飾が奏でる音で、、、 彼女はそのままステージで躍り出て、それはそれは美しく舞い始めた。 それが、杉山奈穂子嬢だった。
あぁ、、、出て行かなくてよかったぁ〜
かみさま ありがとう さっき、もし、衝動にかられたまま飛び入りで踊りに行っていたとしたら、、、 実力のない 山海塾みたいな踊りをしてしまった、飛びりいのおばちゃんの後で こんな人に、こんな舞いをされたら、、、 もう二度とNYで生きていけないくらい、私は大恥かくところだった あぁ、危なかった
3%の理性よ ありがとう
助かったとは想いつつも、強い衝動を忘れることはできないまま コンサートは終盤へ そこで、わたしの冷静に考えれば不可解なオートマ言動が発動した あとわ のお二人から頼まれたわけでもなかったのに なんとなく、最後は、みんなで わーっと踊って楽しく終わる というのが お二人ののぞむ理想、、、のような気がした
ここがおかしい
だけどオートマだから本人は気がつかない 自分のコンサートでもないのに 本人たちに頼まれたわけでもないのに なぜか私はそう想いこんだ そして、
大好きなお二人のためだから一肌脱いだ
余計なおせわだ 客席から有志数人が舞台にあがり踊りはじめ、 その中の一人だった私は客席にむかって 「日本では、踊る阿呆に見る阿呆ということわざがあります。 同じなら踊ったほうが楽しいですよ〜」とわざわざ英語で叫び 椅子でしぶっているお客さんの手をひき 自分も踊りまくる そのエナジーで人々をひっぱりたい、、、くらいの勢いで、踊りまくる 「桜子さん、ノリノリでしたね」 と人の言うまで。 人のコンサートなのに 「みなさんもどーぞ」 「しーん」 が、耐えられない (お客なのに) ここは、ちょっと道化を演じても、一人でも多くの人に参加してもらって 楽しく終わってもらいたいと頑張る 盛り上げなくちゃ と、ひとりで背負う
職業病+性格+癖 = 頼まれてないのに一人盛り上げ隊
古い脳がオートマでスイッチオン で この不可解な行動 自分が踊りたいからではなく 盛り上げるために踊っている それを見た人が
「桜子さん、あれは喜びの踊りでしたね。」
というほどに。
人も自分も いえば あざむいている。
そして、この顔
幸せそう
でも実はその笑顔とは裏腹に
とらえきれない、くすんだ気持ちをかかえて
家路についた。そして 家にかえってから遅ればせながら理解する。
「あ、怒ってるんだ。私の中の私が、、、」
「また、やったよね オートマで あんたが、本当に踊りたかったのは、最後の曲か? いいや 一番最初に聞いた曲だったよね。 それが、本当の想いだったよね。 だのに、なぜ、頼まれてもいないのに、盛り上げようとして 楽しんで踊ってるフリをするのか!?」
まったくもって その通りだ
今までなら、それでもオートマだから気がつかない そして、本当の自分に意識もむけてなければ 本心とのギャップにも気がつかない (気がつかれないままのギャップの「おり」はたまっていくのだけどね) さあ、どうする? 本当の声に気がついた どうする? 私はその己の不可解なオートマ行動、そして
本当はサコさんの曲を朗読しながら、その世界を体現したかった
ということを、周りの人に正直に話した。
恥ずかしかったけど。 そして、サコさんご本人にも正直に話した。
いつか、どこかで、一曲でいいから、やらせて欲しい。
どんなふうに、言ったのかも詳しいことは覚えていない 自分では「もしよかったら」身内のパーティーとかで、、、と言ったつもりだったけど サコさんの回想によると
「とりようによっては、厚かましい、、と思うほどの強気な言い方」
だったそうだ。 こう見えても普段は 自分を売り込みとか もー全然自分のこととなるとダメなタイプ でも なんだかわからないけど、
内から激しく溢れてきたものの時は、恐れを知らぬ押しがあるのかも
その時点では、サコさんは私を傷つけないように優しく言ってくれたけど でも、なんとなく そう 返事はなかった。 それから9ヶ月ほど経った2016年暮れ 直恵さんが、またNYに来てくれて 「あとわ」のコンサートもおこなわれた その時に 新しい会場では歌詞を映し出すプロジェクターが使えなかった 同時に、映像で見せるのではなく、音楽を聞く人が心の中で映像を描いて欲しい というお二人の想いもあったらしい サコさんの歌詞は今のところ日本語 ニューヨーカーには、その歌詞がわからない 「誰か、英語の歌詞を読んでくれる人がいるといいわね」 と、話は進んだ、、らしい。 でも、まだその「読む人」の候補の中に私はその時点では入ってなかったら、、、しい。 なんだけど たまたま、の偶然 が重なって 「あ、さくらちゃんがいた。そういえば、そんなことやりたいって言ってた。」 とグッドタイミングが功をなし あとわ コンサートVol.2 で、まだ遠慮しながらではあったけれど 英語の歌詞を朗読させてもらえたのです!! そして、それから3ヶ月後 さをり織りアーティストの鶴田伸子さんの個展のオープニングナイトで サコさんの出演が決まった。 そして、その時にまた声をかけてくれた。 今度は、豪華に、ドラム・パーカッションのマイク・トンプソン氏と One Note One Spirit コーラスのみんなも参加 してまた一段発展した形を体験させてもらえた。 そして、サコさんの2017年暮れのプロジェクトに向けて リハーサルが始まっていて 今日は、ベースのケンさんも一緒に あわせてみる という贅沢な体験ができた日だった 夏に日本で開かれる「あとわ」コンサートにも ゲストでよんでもらえるって!! (わ〜い!) 不可解なオートマ行動から、1年
夢見たいな展開だわ
ありがたすぎる
外側の私と、私の中の私との間に 1ミリのギャップもない
幸せそう じゃなくて
正真正銘 幸せ で、喜びと感謝が溢れて溢れてしかたない
これをキャリアに、、、とかそういうことじゃない あの時の 内からつきあげるような衝動 それを抑えて、オートマ対応した自分と、内なる想いとのギャップを俯瞰 内なる想いを正直に認め、人にも伝える ダメでも伝えてみることで 人に恵まれてありがたいことに、叶えていただけた リハでも、なんでも、その一瞬一瞬も、 すごいな、本当にやらせてもらってる! という驚きとともに ただただありがたいなぁ、嬉しいなあ と毎回を200%味わっている。