感じて、動いて、期待せず。日常ミラクルはご機嫌な時に粋な形でやってくる。

BLOG

自分をもてなすことに妥協しない

セントラルパーク野点

 

 

どの季節もそれなりの良さがあるけれど

今は、文句なしに気持ちいい季節

しかも短い。

だからついつい、何をおいても外へ出たくなる。

 

木々の緑も、夏の終わり頃になると、葉も随分くたびれ果てた様子になるのだけれど

今は、とにかくフレッシュ!

 

大都会のど真ん中で

遠くに、イエローキャブのクラクションが聞こえても

セントラルパーク内、小さな森の緑のトンネルを

木漏れ日を愛で、小鳥のさえずりを聞き、そこへいい風がふわーっと吹いてきたりするともう

 

あぁ 気持ちいい〜  あぁ しあわせ〜

しばしテクテク歩いたのち、さて 野点にしましょうか と

 

一旦腰をかけたところは水辺で、

葉っぱに水面を照らす光が反射して

それはそれで素敵な場所だったのだけれど

 

何かが違う!

 

池でボート遊びをする人たち用のボートを用意する音が乱暴だったり

人の声が大きすぎたり

座っている岩が平らでなかったり

目に入る水辺があまり綺麗ではなかったり

 

面倒といえば面倒だったけど

 

何かが違う

というのを、

ちゃんと感じて、動くことにした

 

もう少しテクテク歩いて、ピンときたのがココ!

 

日陰の感じや、池の向こうの、小野ようこさんがお住いのダコタハウスも美しい

人通りもあまりなく、静か

 

うん、パーフェクト

 

ゆっくり丁寧にお茶をたてて

あぁ おいしい あぁ 落ち着く あぁ しあわせ〜 あぁ 完璧〜

 

と、思ったその時

何やら素敵なカップルがこちらを見て

「いいねえ」とか言ってるので

 

「ご馳走しますよ。いかが?」

 

と、思わず言ってしまう。

 

どうしよ、どうしよ と言いながら

「これはとても特別だから」と

受けてくれることになった。

なんでも二人はこの週末 10年の交際期間を経て

結婚したばかり! 祝!

 

式を終えて、やっと夫婦として二人だけで ほっとして散歩していた特別な朝

突然のお抹茶

 

 

お一人ずつ差し上げようと思ったのに

二人で分けあう姿がまたよくて、

なんだか お抹茶版 三三九度 のようでもあり

そのままにした。

 

「ありがとう。僕たち、このこと一生忘れないと思う。」

 

なな、なんて、光栄な。こちらこそでございます。

何度も互いにありがとうを言い合って、、、

 

 

あぁ これぞ 日常ミラクル

人生を大きく左右するような出会いじゃないかもしれないけれど

なんと豊かにしてくれる出会いだっただろうと思う

 

自分のご機嫌の素を、人と分かち合えた時に起こる

喜びと感謝のボルテックスは、双方の人生を豊かにしてくれる

 

あの時、もう一旦座っちゃったし

そう悪くはないし と

所詮、自分が飲むお茶だし と

騒がしい水辺のスポットから動かなかったら

こんな素敵なサプライズギフトはもらえなかった。

 

自分をもてなすことを妥協しない。

ちゃんと感じて、ちゃんと動く。

 

何も期待せず、ただ目の前のことをご機嫌で喜んでいる。

もう、それだけで十分なのだけれど

 

そんな時に限って

宇宙は、こんな粋でロマンチックな計らいをしてくれるものなのですね。

 

AUTHOR

プロフィール写真
片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2019/05/28