手を差し出しあうも他生の縁

ドキドキでも手を差し出してみたらかなり素敵なことに、、、

昨日突然子供の学校から電話がかかってきて「具合が悪そうなので今すぐ迎えに来てやってくれ 」と言われた

母走る

雨の中、タクシーがつかまるかと
思ったその目の前にタクシーがとまり
人が降りてくる模様

やった!ついてる!
ドアを開けて出ようとしているのは
杖を持った高齢の女性
座席も高く、降りようとしている地面も
水たまり

杖で危なげに歩く日本の父の顔が
浮かんできて思わず

手を差し出した
(よかったら私の手につかまってください)

そんな手をハッキリ拒否する人もいるからね
この町は
内心ドキドキ

でもその人は
一瞬びっくりした顔してから
それでもしっかりつかまってくれて
無事着地

よかった
本人もニコニコで何度も”Thank you”
と言ってくれた
いえいえそんな、こちらこそ

そうしたら奥にもうひとり
若い男性が乗っていて
どうやら息子さんらしい

きっと本当は自分が先に降りて
お母さんを助けたかったんじゃないかと思う
役に立たない側に座ってしまって
はがゆかったかも
少なくとも計画性のない私には
そういうことがよくある
一緒にして申し訳ないけど

彼は降りながら
“Thank you, thank you, really thank you
That’s so sweet”
と何度も言ってくれた

そして そう言いながら
今度は彼の手が
私の乗ったタクシーのドアを
そっとしっかり閉めてくれた
(日本と違って自動ドアじゃない)

その向こうでお母さんがまた
ニッコニコで手をふっていたので
私も思いっきり手をふった

袖ふれあうも
手をふりあうも
手を差し出し合うも
きっときっと他生の縁

パニクって走る母を
一瞬で元に戻してくれた
知らない親子さんとのかかわりでした

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片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2014/11/18

最終更新日:   2015/09/22