I love NYと思うとき
「すべてはね、、、To, For, With
誰かのために、誰かと一緒に、、、でなきゃ意味がないんだよ
君が、この人たちが、ここにいてくれるから
ボクは今こうして歌が歌える
そうでなきゃ
存在する意味がないんだよ」
NYサブウエイのギター弾き ロン
ニューヨークの地下鉄には
それこそありとあらゆる種類のミュージシャンが毎日
至る所で演奏している
お金払うから頼むからやめてくれ という人から
今日は電車何本見送ってでも聞いていたいです
という人まで玉石混合
今日出会ったロンは最高だった
その暖かく優しい声に思わず振り返ったら目があって
真っ白い歯を全部見せてにっこり笑う笑顔もよくて
ちょっとギターも使い込みすぎて?
崩壊しかけてる様子ではあるけれど、、、
地下なのに日だまりみたいに
あったかかかったから
じりじり近づいて
「すごくいいねー」と言いながら
1ドル、ギターケースにいれたら
こっちをじっとみて
わざわざ歌をやめて
両手で握手をしてくれた
わざとらしい感じでも
営業スマイルでもなく
本当に深いところからーってわかる握手
作曲もするの?と聞いたら
「もちろん、これなんかそう」と言って
歌ってくれた曲がまた、愛にあふれるいい曲で
「いいねーいいねー」と大きな声で言ってたら
人がもっと集まって来て
何人もがお金を入れて
まさに桜子は桜状態となり
ロンもなんだかスイッチ入っちゃって、
「ボクの名前はロン、今のは自作の曲、、、」
とかなんとかいきなりトークも始まり、、、
大きなレコード会社からデビューするなんて
ないのかもしれない
でも彼は、毎日 歌とギターでちゃんと志事をしてるよね
子供のお迎えの時間も迫っていたので
向こうの方から走ってきてお金をいれた
ヨーロッパなまりの英語を話す若い女の子と
名残惜しみながら電車に乗り
「この汚いNYの地下鉄で、珍しいよね
ああいう、いいバイブをもった人っていいよね」
「こういう出会いがあると、あぁいい日だったなって思うよね」
と、見知らぬ同士で言葉を交わし、また
ザ感動屋の私はウルっとするのであった、、、、
(NY地方は)おやすみなさい、、、