お稽古茶会は天女茶会で! 後編

夢の天女茶会

テーマ:天女茶会

掛け軸

天女の羽衣、宇宙 なイメージのや万本遊機先生につくっていただいた帯 をかける?

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でも名古屋帯仕立てなので、かけにくい

そして

やっぱり帯は結びたい、、、と悶々と悩む私に天の声。

 

「あれだ!あのスカーフ!」と宗碧先生。

本人も忘れていた。

そうだった。持っていた。天女の羽衣 という名前のスカーフ

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天地合繊株式会社 という会社が

もう会社倒産という時に

独特の糸と織り方で世界一軽い生地を生み出した。

今やヨーロッパをはじめ欧米の有名デザイナーがこぞって使いたいと

リクエストがくる大人気ファブリック

天女の羽衣 ってググったら、本当にでてきてびっくりしたもの

http://www.nikkeibp.co.jp/article/eci/20130424/348785/

そんなスカーフ

いつか、、、と思ってたら

 

ある日 宗碧先生が尽力してらしたNYでの展示会で展示されていた!!!

そこで購入したんだった

軽い軽い ふわっと投げて落ちてくる様は もーうっとり

まさに彩密友禅作家 や万本遊幾先生の描くスカーフの透明感にも似て

 

 

しかしこれを 軸のようにかけるのも 良さが出ず、、、

うんうん唸った結果、床の間に さらり〜っと置くことで解決

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さすが、先生

 

お花

これもなんか 天の野原のイメージで

たまたま売っていた ちょっと変わったラベンダー

でも、先生が別のおけいこ用に生けてらしたチューリップがめちゃくちゃ可愛かったので

そのまま 拝借

 

お菓子

「お茶会のお菓子をお願いします。テーマは宇宙で」

しかも、お稽古茶会本番まで3日」

  

こんな無茶なお願いに、時差ぼけももろともせず

試作品まで作って写真で確認しながら完成させてくださった

mochi Rin  http://www.rin-nyc.com/ の青木藤子さん

「禅の世界では 丸三角四角は、宇宙をあらわします」と、試作品の写真を送ってくださった

お茶の師匠 森宗碧さんからのご紹介、ふたをあけてみたら

かつてのわたしの着付けクラスの生徒さんでもあった、、、

ありがたいご縁

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最終的には、羽衣スカーフにあわせて(?) ピンクのみの色となり

中の黄色いあんには、桃が果肉も入っていて ものすごーくおいしい!

こんなにイメージぴったりのお菓子をつくってくださるなんて!

さすが、プロ

そこまで「やりたい」を実現させてもらったので

他のお道具は、先生のおすすめを素直に使わせていただく

着物

まさにうってつけの、翼のお着物が頭をかすめたけれど

今回はあきらめ、帯にフォーカス

無地感覚のシャンパンベージュの小紋に

彩密友禅作家 や万本遊幾先生が作の帯 「天風」

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直恵さんのお着物姿も美しく

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和室 という、障子、畳、天井も自然な素材は

くり坊の音をやさしく受け止めて

いつもとまた違う素晴らしさ

 

その音に包まれながら させていただくお点前は、、、

頭じゃなくて体がハートから動く感じで、、、

やっぱり夢心地でした。

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おいでくださったお客さまたちは

アーティストにヒーラーと多才な方たち

感性もただものじゃなく

 

「昨日のあの空間は本当に気持ちよく、優美な儀式のなかで瞑想しているようでした。」

とか

「非日常の心地よい緊張感もあいまって、いつにもまして濃密にクリスタルボウルが響きます。何故かクリスタルボウルの音が『和』なのは、ふすまで音が優しく吸収されるせい?言葉は少なくても、心が一つになって感じる心地よさ。一期一会なんですね。」

 

って、ありがたい。

言葉で説明しにくい なんか深くつながるというか、溶け合うというか

その時にだけ特別な「あの感じ」

なんとも気持ちのいい 時間、空間でした。

 

先生に支えていただいてこそーではあるけれど

「あの感じ」がお茶会ならば

お茶の世界ってなんてすごいんだろうと やっぱりまた思ってしまった。

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直恵さんの音とともに

天女茶会の様子を動画にしました。photos by Junya Mori

AUTHOR

プロフィール写真
片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2016/06/16

最終更新日:   2016/06/17