ピアノが結んでくれた        通りすがりの一期一会

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野点夫人 NY野点の心は、Love & Connect

6月にはいって

やっと、ピンクの小さなばらが咲きみだれる

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正真正銘気持ちのよい季節がやってきた♪ とある日曜日

ちょっとパワーウォークして、ご褒美がわりにお抹茶を一服、、、

と自分のために、Hideminy さん作のゲットしたばかりの

そのばらの花と同じピンク色のお茶わんを大事にもって

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ついでに前の日にファーマーズマーケットでゲットした小粒のイチゴで

初めて作ってみた チビ苺大福ひとつ持って

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いざ!イーストリバーへ

すると、、、パワーウォークもそこそこに

どこからともなく聞こえてきたピアノの音♪

屋外でピアノを弾かせてあげたい人が心にあったので

ふらふらと近寄ってみると、、、

銀ピカのピアノを弾く親子

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なんでもこれは、Sing for hope pianoというプロジェクトだそうで

 

2016年は6月の9日から19日の10日間

プロのビジュアルアーティストによってアートされたピアノが

NYの街のあちこちに設置され

誰でもが触って弾いてもいいことになっている

1万人以上の人たちがピアノに触れて楽しみ

会期終了後は、NY内の公立の学校へ寄付されることになっているプロジェクト

 

というわけで、子供のめちゃくちゃ弾きから

なんの変哲もないおじさんが、スーパーからの帰りにしれーっと

ビリージョエルを弾いちゃったり する

ここまでで、この日は十分に素敵だった

 

ところがそれだけでは済まなかったのだ

このママの方のピアノを聴きながら

たまたま隣にいたご婦人と何気に話し始めて

なんとなく、なんとなく、いい感じで

「今、瞑想のクラスから帰ってきたところなの」

とか言うから

ピン!

ときてしまった。こういう人ならきっと

「わかってくれる!」

 

「あの、私、今お抹茶道具を持ってるんですけど、

一服さしあげたい気持ちなんですけど、どうでしょう。」

 

と、聞いてみた。

おー自分でもびっくり 何を言うやら

 

そうしたら

“YES!”

というじゃないか。

 

なんでも昔昔に一度体験したことがあるそうな

そうなれば話は早い

 

近くのピンクのばら咲く木陰のベンチで 小さな野点のスタート!

このベンチがまた 座るところが平らではなくカーブしてるので

思ったところにお道具がおけず、、、ではあったけれど

 

私が始めて作った イチゴ大福を ”Delicious!” といって

おいしそうに食べてくれた

そうして 私の名前が チェリーブロッサムという意味だとわかると

 

「ちょうど持っているので

あなたのお名前にちなんで私からもプレゼント。」

と、チェリーを乗せてくれた。

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ベンチのカーブでお道具が、所定の位置におけないのみならず

傾いてしまったりするのを

ご自分の持ち物を駆使して平らにしようとしてくれたりと かなり協力的

 

こちらが一方的に完璧なセッティングで完璧な用意をして完璧なおもてなしーも素敵だけれど

こんなふうに

その場所で、ある物で一緒に いい時間にしていく

っていうのも なかなか素敵だった

 

「サマージョブでNYにやってきて、そのままもう60年!」

、、ということは 70代後半?わっかーい!

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あんなところでピアノを聞けただけでもすごかったのに

こんな経験もできるなんて、、、

オンリーNYね

 

と、リアさんにっこり

確かに

誘うほうも誘う方だけど、イエスと言う方も言う方

二人で ”Only New York!” とうなずきあう

 

そしてお抹茶を一口

「あら、昔昔より おいしい気がする」

と、嬉しいことも言ってくれた。

 

いろいろ質問もしてくれて

「ルールがあるからこそ、かえって豊かな表現ができるんじゃないか」と私が言うと

「自分は刺繍をやってたのだけれど、制約があるからこその自由があるので、分かる気がする」

などと、話は尽きない

 

「若い頃にも数年習って好きだったけど、仕事や他のことに忙しくなって

やめてしまったの。あのままずっと続けていたら、、、ってちょっと後悔。」

というと

「お稽古はやめたのかもしれないけれど、人生の他の道を通ってたくさん学んで

そして今またここへ戻ってきたのだから。 何も無駄はなかった。それでよかったのよ。」

 

と言ってくれた。

 

お抹茶を飲み終えて、お茶わんの中をみたリアさん

「あらま、ハートが!」

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声が少し震えていたので、な、泣いちゃうのかと思ったけれど

そうではなかった ほっ

でも一層 にっこり ほっこり

 

すごいよね

一服のお抹茶で

さっきまで、全く、名前もその存在すらも知らなかった人と、出会い

なんだか、深いところでつながり、通い合う このあたたかい確かな感じ

それがその時かぎりの一瞬のものであったとしても

 

ひたひた ほこほこ

計画して、無理やり作れるものじゃないけれど

ふわっとふいてくる風のように

自然にさりげなく、そんな時間になったとき

 

しあわせすぎる

朝起きたときには、予想もできない

まるで

神さまからのプレゼントみたいな

Love & Connect

な瞬間

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この写真を送ると返事が来た

「あの日、あれからずーっとニコニコしながら家まで帰りました。

すてきなギフトをありがとう。ずっと続いています。」

 

そんなふうに受け止めてくださってありがとう❤️

お抹茶のかみさま 素敵なひとときを ありがとうございます!

 

野点夫人 NY野点の心はLove & Connect

だから Hideminyさんのところで のだてんしにあった時、すぐに名前も決めました

Love & Connect  愛&結なのでありました

この「かんじ」を忘れないように いつも一緒にいてもらうのです。

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AUTHOR

プロフィール写真
片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2016/09/05