与えることと受け取ることはひとつ

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ももちゃん ありがと

こうみえても、わたしだって思っている。
昨日より、今日より、ちったあマシな人になりたい。
それでそんな本を読んだりもする。昨日のお題は、

「与えることと受け取ることはひとつ」

静けさや優しさを差し出せば同じものを受け取る、、、。心から差し出して、ちゃんと受け取れということらしい。
ふむふむ。わかったような、わからんような。

後付けではあるけれど、、、こじつけかもしれないけれど、、、
夜に「はっ!!」と気がついた。

それを読んだ後だったから、リトリバーを連れた女性の様子の違和感に気がついた?
その気持ちがあったから、相手もオープンにペットの病気のことを話してくれた?
身につまされて、がんばって!と言いながら自分がペットをなくした時のことを思い出して、かえってなんだかこちらが癒された?

あらあらなるほど。たしかに。
ジニーさんが「やさしくしてくれてありがとう」と言ってくれたということは、無意識にせよわたしはきっと、やさしさを「差し出し」た。すると、同時にそうすることで自分の気持ちもやさしくなったから、確かに同時に「与えられ」た?

ふむふむ。しかーし、話はそこで終わらなかった。

家にかえってどうしても、むずむず(!)したので、
そのことをFBでシェアさせてもらった。
そうしたら、コメントや、メッセージで、いろんな暖かい気持ちがこっちに向かって送られて来た。(ありがとうございます)
特にある一つのメッセージを個別に送ってくださった方は、不思議なご縁で、その方と日本とNYでそんなやりとりをしていることすら、あり得ないことなのだけれど、、

そこに書かれていたことが、あまりにも自分の気持ちにも沿うもので、
(普段押さえているつもりではなかったけれど)、きっと未処理なものが刺激されてオイオイ、ぐしゅぐしゅ、泣いた。
もう、ずるずる。ガオガオ泣いた。

桃子が逝ってすぐの頃は、涙がでず。出るようになっても、それは泣けば泣くほど胸がえぐられる種類の涙だった。でも昨日は、それで、固いものが溶けて流れていくような、泣くことで優しい気持ちになるような、そんな涙だった。もう、ぐったりしたけれど。

そして、それと前後して客人が、「死」のまわりでどうしてわたしたちは悲しくなるのだろうと問いかけた時、息子が、「その人のことを知らなくても、まわりの人はとても辛いんだということがわかるから悲しくなる」と答えた後で、もう一言いった。

「だって、僕だって、ももこのこと、、、」

ももこを荼毘にふしたとき、彼は7才だった。辛すぎるかもしれないと思ったけれど、本人の意思で一緒に連れていった。見送ったあと、雄叫びのような声で彼は泣き、そのあたりを走り回り、フェンスを蹴っ飛ばし、、、。気をまぎらわせてやろうと差し出したドーナツをふたつも食べ(そこが子供)帰りの車ではぐったりして寝てしまった。

生きていた時も、そしてその後も、こんなふうに桃子は大事なものをわたしたち家族に差し出し続けてくれているんだ。ということに改めて気がついた。

「差し出すことと受け取ることはひとつ」

このお題を書いた人の真意とは違うのかもしれないけれど、
ジニーさんとベン君で始まった一日は、偶然かもしれないけれど
すごいものを送り返してきてくれちゃったなあと、勝手にちょっとかなり納得して寝た。

そして今朝、夜型人間にしては珍しく、目覚ましもなしに、やけにすっきり目がさめた。

さあ、今日は、好物でも作ってやろうと、レシピノートをぱらぱらめくっていたら、、、

出てきちゃった。四葉のクローバー!

一体、いつ押し花にしたのかも、全く記憶にない。なぜここに、こんなものが、、、??

四葉のクローバー!

これもこじつけで、一緒にいただいちゃいます。

「与えることと、受け取ることはひとつ」

なんだかねー
誰に、どこに、向かって言ったらいいのかわからないけど、とにかく、ありがとうございまーす!!少しずつがんばりまーす。

AUTHOR

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片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2013/03/01

最終更新日:   2017/03/02