自分で火を起こすことは、ルートチャクラを起こすこと?
着火ハイ
火を起こすということは
ルートチャクラを起こすということなのかも
命の種火がぼっとつく感じ
火打ち石よりはさすがに文明の利器とはいうものの
マッチもガスも使わない
マグネシウムのスターター
火がつきやすい繊維質なものに
マグネシウムを削ってからめ、
その上にカンカンカンと火花を落として着火していく
火花が散ってもすぐには火にならない
カンカンカン カンカン
カンっ! あっ
と、ある瞬間、炎がたちあがる
ちょっとびっくりして怖くもあり
センシュアルでもあり
一度めならば、ただのまぐれ
でも、二度、三度と確実に炎がたちあがると
もう、思わず小躍り、鼻歌、浮かれる浮かれる
しかも力強さとともに
なんだろう、この感覚
この湧き上がってくる 根拠のない自信!
「わたしは大丈夫」感
二本の足で歩き始め
火を起こした
太古の記憶がよみがえるのか!?
もちろんリアルでは、その立ち上がった炎を焚き火として
育て維持していくことが大変で
その技術はまだないので使いものにはならないけれど
予想外の着火ハイ
何をしてたかというと
前日にはマンハッタンで、天然醤油を手作りすることを通して
微生物の世界を感じさせてくれた発酵料理家のいまむら ちえこ (Chieko Imamura)さんと
そのご主人、光の写真家 今村 久仁生 (Kunio Imamura)さんによる
サバイバル技術講座 @ NY癒しの社 ニシムラ 千子 (Senko Nishimura)邸の自然農法畑
マッチもガスもない
鍋もない
それでも、土に穴をほり
石や貝殻、草の水分を借りて調理できるんです!!!
魚でも肉でもOK
皮つきの玉ねぎ、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ
ホイルにつつんで
ほこほこほこほこ はふはふはふはふ
野菜本来の豊かな味
塩下味の魚も、うんまあああああああああおいしい!
食後
秋色落ち葉の絨毯の上で
野点させてもらいながら、着火ハイの心境を語る野点夫人
「男性は、火を起こして当たり前ーみたいな感覚があるので
そうでもないんですけど、女性はやっぱり同じような感覚を持たれる方が多いんです。」
と、今村さん。
やっぱり
「自分で火を起こすことで、その人の奥深いところの何かに火がともるのかなって思うんです。」
やっぱり、やっぱり、やっぱり!
言葉で説明しにくいけれど、それが体感だったんだから仕方がない。
微生物、菌たちへの想いもまた聞かせていただきました。
前日のワークショップは、ただお醤油の作り方を学ぶ場ではなかったんだなと改めて。
駅まで送ってもらう車の中で
千子ちゃんとうなづきあう
「今村さんにとって菌は、神さまなんだよね。」
そのかみさまたちに誘われるようにご縁がご縁をよんで
NYまでやってきた。出発まで
「自分が世界に出る、とか有名になる とかいうことと違う。
微生物さんたちのことをお伝えさせてもらう、そこだけで動いてるかどうか、自分を整えることに重点をおいて過ごしていた」そうです。
今村さんによると、人間の体の周りにははば8センチ常在菌というものに包まれているそうです。
私たちを、いろんなものから守るために。
「そんなたくさんのちっちゃい、ちっちゃい神さまたちに全身包まれてるなら、なんかもう何も心配することないよね。しかも私たち全員が!ありがたいねえ。」
と着火ハイ&抹茶ハイ のまま、しみじみ言い合い
夕陽にキラキラの、名残の紅葉に心打たれながら帰途についたのでありました。