歌うことと人生のコツは少し似てるのかも?

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Stay with uncertainty

 

歌では辛い思い出だらけの私だけど
一度 NYのプロのレッスンを受けてみようかと何故か思い立ち、ロスNYでベスト8に入ってるらしいヴォイスコーチのところへ行ってみたら びっくり

磨けば光る原石かもよーみたいな上手いこといわれたのがひと月半ほど前

騙されたと思ってまだ通ってる
練習曲は
「決してスタジオ以外で歌ってはならない」

勝手に歌って外で恥をかかないようにーという配慮かと勘違いしてたけど、自己流に練習して変な癖がつかないように だったらしい

毎度のレッスンは、床に寝転んで呼吸に発声に、運動に、意味不明な動きの練習、、、

ほんまかいな だし
退屈だし 歌を歌うとこまでなかなかいかない
大人なので、そこが一番大事とわかってはいても なんかねー つまんねー
これじゃちょっと高いんじゃないーって思ったり

それにしても
どうして人(私は か)声が途中で
ひっくり返るかもーというのが怖いんだろう
恥ずかしい 通り越して怖い

「君の頭がパニクってるだけ」

“Stay with uncertainty.”

「(どんな声が出てしまうかわからない)
不確かさ と共にいなさい」

とコーチは言う

どうなるかわからない不確かさ
それに伴う不安 恐怖
あらがうことなく共にいて

自分を人を信用して
勇気を出して
とにかく飛び込んでみる
声を出してみる

確かに
イケメンの前で恥ずかしいけど
死ぬ訳でもなく
あははで済む話

恋愛だって
結婚に結びつくかどうかはっきりさせてからでないと付き合わないーでは
話進まないものねえ

Stay with uncertainty
不確かさとただ共にある

そんなこんなでひと月半ほど経った昨日
最初の日に歌った曲をやっと歌わせてくれた

先生の伴奏 が始まって
なんかキーが高い気がしたーけど
そのまま続行

出だしの音ですらアルトの私には最強高いのに、途中でまださらに音が上がる曲

絶対無理、、、、、、、、だった

ひと月半前の私なら
それがなんということでしょう

生まれて初めて
地声で気張らず引きつらず苦しくもなく
まるで自分では無いような感じで
楽々に気持ちよく (あくまで当社比でですけど)あり得ない音、声が出てきたのです!
我が人生で初めて!

不確かさと共にいる
それでも飛び込んでみる勇気
失敗しても大丈夫 自分と人への信頼
そして結果を期待しない
掴みに行かない

それが体験させてくれた

私にもできるんだ!
こんな音/声が自分の中にずっとあったことを 知りもしないまま ましてやそれを出してやることもしないまま
「私、本当に歌えないので」
って思い込んで今世終えるところだった
良かった
オーバーだけど

だから今からプロ目指すーとかじゃないけれどね

でまた面白いのは
ここは人間

1回目は先生が黙ってわざとキーをあげたので???と思いながらも狙ってなかった
今までの 結果が 出てきただけ

2回目は 「高い」ことがわかって
「出せる」ことがわかって
それを掴みにいったので
ややゴリ押しな声になったのも
さすが人間だ

信じて期待せずつかみにもいかず
目の前の今やるべきことを
黙々とやる
その結果
まだ見ぬ自分に会えるかもしれないって
素敵よね

苦手 と思い込んでいたことも
また大人になって試しにやってみるのもいいもんだ

誰の中にもあるのかも
歌に限らず
「まさかーそれだけは絶対ない」と本人が思い込んでるから、
そして正しい出し方を知らないから

出てこれない その人だけのものが
もったいないよなー

AUTHOR

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片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2018/03/20

最終更新日:   2018/03/29