インドにもいた!「お直しおばさん」

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あー女に生まれてよかった💗

日本で着物を着ていると

必ずと言っていいほど

どこからか着崩れを直そうとするオバさんが現れる。

 

10年近く前 厳しい先生から

特に一所懸命着付けを習っていた頃

日本で、お直しおばさんが登場するとなんだか

その知らない人に「直される」

「ダメだし」のような気がしたりしてた、、、

 

 

ちょっとできるようになってくると

すっかり自分が「お直しおばさん」になってしまった。

ニューヨークの桜祭りで

外人さんたちのとーんでもない  着付けを、なおしまくり(笑)

(感謝された、、、と思う、、、)

 

そして、わかる

お直しおばさんとは

別にダメ出ししているわけではなく

「あーそこをちょっと引っ張るだけで

スッキリ見違えるのになぁ」

 

という、どうせなら100パーセント輝いて欲しい。

少しのことでパッと顔に華が咲く瞬間を共有したい。

という実にお節介ながらも、健気な気持ちを持った存在である。

 

そして

またそれで自分がスッキリしたいという、

直す側の勝手な想いでもあることにも気がついた。

(私の場合ーかもしれないけれど)

 

 

で、話はインド サリーに戻る

長さ5、6メートルもある一枚の長方形の布。シンプルだからこそ

ある意味 腕で 差が出る気がする。

 

思えば今回サリーの着方を

パパーっと教えてくれたのは

サリー店の販売担当の男性たちだった。

それで、大体巻きつける 方法はわかったけれど

美しく、、、まではなかなか到達しない。

自分でやるとなると間違いなく

着崩れる

 

一回トイレにでも行こうものなら

ちーん。

 

さてこちらは、ピンクシティーの美しいパレス

その見学の際

 

通り道だったお土産物屋で、キラキラなピンクの布が目に飛び込んできて

3000円ほどだったし

つい、つい購入

売場の男性に着せてもらったのを良いことに、そのまま観光を敢行

 

でもそのおかげでパレス内の超フォトスジェニックなポットで

写真を撮ってもらうことができて大喜び

さあ見学も終わったし帰ろうとしたら

出入り口の守衛ゲートにいた女性に

ちょっときつい語調で呼び止められる

 

いざ 取調べか?

 

とドキッとするも

要件は、、、

サリーの着方がなっとらん!

ということだった

 

出た!!お直しおばさん

インドにもいた!

 

しかもあくまでお仕事柄か高圧的 ニコリと笑いもしないので

ちょっと怖い

 

でも、さすがはサリーを

売ってるんじゃなく「着ている」女性

店のおじさんの超シンプル着付けに比べ一段上の

「技」を垣間見る事ができた

 

「あーここ、ピンで止めた方がいいんだけどな。

ちょっと待ってて。」

 

「いや、いや、みんなもう行ってしまってるから、私も行かないと、、、」

 

と説明しても聞く耳持たない。

 

若い男性にどこかまでわざわざピンを取りに行かせて

本人は私を掴んだまま

警備の業務用無表情で

「待て」と言い続けるので逃げられない

 

お仲間に心で合掌しつつ、、、

「ごめんねー捕まっちゃった」

 

 

やっとピンが来て

止めてもらったら!

あら、やっぱり綺麗な仕上がり

 

隣で見てたおばさんの仕事仲間の守衛の若い男たちも

仕事の顔から急に、にっこり笑顔に、、、。

 

そして、私が喜ぶのをみて

インドのお直しおばさんからも出ました!

超とびきりの笑顔 !

 

やや(かなり)押し付けがましくも

ありがたい

 

お直しおばさんの善意と

お直し後の達成感/すっきり感溢れる笑顔は

世界共通とみた。

 

そうしてやっと解放(釈放?)された。

 

その夜はインド最後の夜

光の祭典dewali のお祝いで花火も

豪華に上がるというので

みんなでサリーでオシャレして

ホテルのルーフトップで待ち合わせ

 

だがしかし

昼間の学習を

他のメンバーのサリー着付けに

生かし切れずで、残念

 

やっぱり 知ってる とできる は違う

 

さあ、延々何時間も続く花火にもやや飽きて

お開きの頃には

全員おしゃれサリーが

ただの防寒具に成り下がリ、

 

行きはお姫さま

帰りは難民のようなありさまでゾロゾロ

 

部屋に帰ろうとした頃

 

今度はお直しお姉さん登場!

 

あまりの惨状を

「みかねて」という感じ

そしてあっという間に一人目完成

思わず全員でため息合唱

 

おぉおおおおおおお🎶

違うー!!!

同じ生地が!何ランクもアップして

ゴージャスに、美しく波打つタック

体にフィットする美しい曲線

同じ布とは思えない

全くの別物に仕上がる!!!

昼間の守衛のおばさんより、さらにウエを行く技と見た!?

なおえちゃんも綺麗さ倍増

 

 

こうして私たちは、

難民の防寒具から

 1ランク上のお姫さまに再び変身

彼女もまさか難民全員のサリーを

一から着付け直させられるとは

思ってなかったかもしれないけれど

でも優しいからやってくれた

 

旦那さまが日本の自動車会社勤務というのも距離を縮めてくれたかも

 

インドでも都会へ行くほど

何か特別な時でないとサリーは着ないーと

まるで日本の着物のような状態らしい

また田舎の方へ行けば

結婚したら必ずサリー というエリアも

あり、所変われば着方も変わるとのこと

 

でもこれが標準形だからね

とアイフォンで説明してくれた

昔は、

サリーとして飽きたら布として

クッションなどにして無駄なく使って来たエコなところも昔の着物のあり方に似てる

そして

 

「同じ着るなら

きれいに着てほしい。そのためなら手を貸したい。」とおもう

 

「お直しおばさん」メンタリティーは

サリーも着物も、インドも日本も

同じようで

 

女性ならではの、
美しい布をを美しくまとうことにおいて発生する

女同士の絆

 

いいねー

着物を綺麗に着せつけると

その人の顔にパッと華が咲くのが好きだった

それが日本人だから咲くのか

女性だから咲くのか

 

今回私たちは外国人観光客でそのコスプレみたいなもんだけど それでも

綺麗に着せてもらうと

お姫さまの華がみんなの顔に咲いた🏵

 

サリーのおかげで

二人のインドのお直し女子と触れ合えて

とっても有意義でした。

 

あー女に生まれてよかった~💖

 

あまりに出来上がりが綺麗だったので

崩すのがもったいなくて

そのまま寝ようかと

考えているところ、、、

結局脱着ましたけどね

あー3000円ほどで良く遊びました。有意義でした。

 

AUTHOR

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片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
25年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

現在子育てをしながら「やりたいことを遠慮せずにやる」NY発信のパーソナルメディア「sakurako.TV」主宰

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2018/11/11