中秋の名月に思い出すー嘘をついているのはだれ?

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2020年 ニューヨークにいて 特にしみじみ思う

遊墨民Kazu先生(石川県小松の書画家 森秀和先生)のお作の
可愛いうさぎさんを見ていて思い出した
それは昔々の、私が幼稚園生だった頃
中秋の名月の頃だったのだと思う
肝心の「お話」の詳細はすっかり忘れてしまったのだけれど
先生がお話してくださったストーリーの中で
一緒にお月見をしていた動物の仲間たちが
月に誰がいるかという話しでもめ始める
うさぎは「月にはうさぎがいる」と言い
カニは「カニがいる」と言いだし
たぬきは「たぬきがいる」と言いはり
喧嘩になる
そこで先生が聞いたのです

「この動物たちの中で嘘を付いているのは誰でしょう?」と

幼稚園児たちは、それももう文句なしに
圧倒的に可愛いくて
「月といえばうさぎ」のうさぎさんの味方で
どの子もどの子も
「うさぎ以外の動物たちはみんな嘘をついています!」と
断言した。
でも、、、私は、、、なんだか
本当にそうなのかなあと思って
手をあげて発表したのです

「私は、誰も嘘をついてないと思います。

本当にうさぎには、模様がうさぎに見えるし

カニにはカニに見えていて

みんな自分が見える本当のことを

言ってるだけで、誰も嘘をついていないと思います。」

と、いう内容のことを
言い方は忘れたけど
言ったのだけは鮮明に覚えている。
5才くらいの子供のことだけど
あまりにみんなが
いとも簡単に、うさぎ以外のいたいけな動物たちを
嘘つきにして、みんなで「そうだそうだ」と
いうのがなんだかなーと強く思ったのも覚えている
その時、先生がすごく褒めてくださった。
確か、前に呼ばれて
誰も考えつかなかったことにたどり着いたこと
それを、みんなの意見と違ってても言えたこと
素晴らしいって
確か、拍手までしてもらった。
(思えばあそこで、発表したい癖がついたかも、、、
その良し悪しは別として)

自分が信じたいことを

人はいとも簡単に、世界唯一の真実・正義として信じ

それに合わないものは

いとも簡単に裁いて、罵り合う

それって、子供向けの昔話に出てくる
動物たちのことじゃないよなぁ と
2020年 ニューヨークにいて 特にしみじみ思う

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片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2020/10/03