想像を絶するひどいできごとを受け止めるということは

そんなものんじゃない!とおこられた。

そんな、「受け入れる」、、、なんて簡単なもんじゃなかったと思うと。
なんかこう、、、それを、、、食べる、、みたいな、、
そこまでひどい出来事と、もうその人が一つになってしまうくらいな感じ。
そこまでして、そして許して、そして、ビルを、町をつくりなおしたんだよ。きっと。

日本語学校の作文のテーマが「平和について」で
一緒に広島の原爆投下前後のドキュメンタリー番組をみた

うちのおぼっちゃん、日本語の会話は問題ないけれど
週に数時間の日本語学校で日本の6年生として作文を書くのはむずかしい。

おまけに英語で頭の中で考えることはこれまた高尚すぎて、
英語でのアイデアと、書ける日本語がマッチせず。

仕方ないので英語でまず自分の意見を書かせて
それをいちいち自分で日本語に訳させてみた

広島の人たちは、原爆を落とされてあんなにひどい目にあっても
それをaccept して、というのを訳せずにいるので
「受け入れて」と助け船をだしたら

絶対そんな軽いことじゃない!と怒られた。

だからそういうことを日本語で「受け入れる」と言うのさと言ってみたけど納得しない。そこは譲れないらしい。

そんなもんじゃない
普通に立ってて、普通に受け入れたんじゃないはずだと言い張る

もどかしいながらも、きめつけないで
幼稚に聞こえる、彼が伝えたい言葉にそのまま身をおいてみた

「そこまでひどい出来事を、食べるみたいにして、もうその出来事と、人が一つになってしまうくらい、ひとつになって。そして許して、そして、ビルを、町をつくりなおしたんだ」

不覚にも涙があふれた

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片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2014/11/13

最終更新日:   2015/01/24