彩密友禅作家や万本遊幾先生も公演の感想を書いてくださいました
同じものをみてもそれをどう捉えるか
アートはそこから始まっている
世にも美しいものを創りだし、女性の全身をそれで包むという
お仕事をしてらっしゃる方は
そのあまりにも卓越した技術の方についつい目がいってしまうけど
そのずーっと前のところ
同じものを見ても、それをどう捉えるか
もうそこから違うんだな
すでにそこから
アートが始まってるんだなーって改めてわかった
ただ、見てきれいなだけじゃなくて
自分でも気づいてないような深いところに「何か」がとどくから
理由もなしに涙がこぼれて
目線があがる
背筋が伸びる
もっとバージョンアップした自分になりたいって
真摯に思わずにはいられない
それがわたしが感じた
彩密友禅作家 や万本遊幾さんの世界の一面
ーーーや万本遊幾先生が書いてくださいましたーーー
『本当の私宣言』片岡桜子 横浜公演
“幸せなはずなのに消えない欠落感、なぜ?あがきにあがいて、たどりついた場所とは…”
この公演テーマ、かなり考えさせられます。
はたして自分は勇気を持って本来の自分に向き合えるか…
誰が何と言おうと、自分の経験は自分が一番知っている…
だからこそ、封印した過去だってあります。
倫理観としては何も後ろめたいことのない過去でも、振り返りたくない過去だってある…でしょ?
その過去が、何か分からない欠落感や罪悪感の根っこになっていることも…
でも、それを意識したら…“前”に進めませんよね。
では…その“前”とは何でしょう。
今の自分の延長線ではありませんか?
それって前進することなのでしょうか?
それは封印したい過去は背負いながら進むことになるのでは…
桜子さんは、勇気を持って自分に問いかけます…そして、吐き出します。
そして、宣言しました❗️
今までの人生を振り返り、探り当てたのは協調性というストレス。
そのストレスに向き合うことです。
協調性とは“いい人”を演じること。
その環境で仕上がってしまった“偽りの自分”。
この公演は、そんな“偽りの自分”から脱却してみる…勇気を振り絞って脱皮した桜子さんの想いを伝える行動なのです。
これ以上文章にするネタバラしになりそうです。
神戸と岡山の公演に来られる方に申し訳ないので(笑)、画像にしてみました。
写真加工しました。
その主旨は…
“偽りの自分に決別して、本当の自分として生きて行く。”です。
決して演出に凝った公演ではありません。
むしろ、手作り感のあるシンプルな公演だと思います。
故に、飾り気なく、心に響く時間を体感することになりました。
桜子さん、有難う。
自分を見つめ直す時間が…共有出来きました❗️
※ 2枚目の写真。公演の冒頭部分に私の制作した桜柄の着物を纏い登場されました。
これぞ、“桜の頃に桜を着て、桜子が咲く”でした。