空飛ぶ茶室 製作記

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自分好みを妥協しない!!

ピアノとクリスタルシンギングボウルの同時奏者 守谷直恵さんの

クリスタルボウルの奏法教室とコラボさせていただきました。

 

だって、このお茶会で、知ってしまったから

お点前といやしの音のコラボは最強!ということを

お稽古茶会は天女茶会で! 後編

 

ならば、ならば

もうわたしの好きなものだけで固めよう

 

まず音は 守谷直恵さんのクリスタルボウルだから最強

お茶碗は、Hideminy さんで決まり

お菓子もこの方で決まり

で、こうなる

さて、肝心の茶の空間をどうするか?

どんな空間に自分は入りたいのか

 

子供のころから好きだった 大好きだった  そう

基地!

なんか落ち着く、そしてワクワクする基地的空間

ただし、今となっては大人の基地 ゆめゆめしい感じの大人の基地

布がこう ひらひら〜 としている感じ

 

一番最初の案

うん きもちはわかる

しかし、違う

寝ても覚めても考えていたら、突如、、、

お茶のお稽古の帰り ある高級なお店のショウウインドウに

ヒントが現れる

サンキューかみさま

グーグルしてみたら、こんなのもでてきた  参考にさせてもらおう

 

そうそう、なんか、、、こんな感じ

とにかく、素材は布と枝 に決まる

 

布屋を何件もはしごして

ドレープが一番きれいに

透けていて、なおかつ透けすぎない素材

訪ね歩いて三千里!!

ついにみつけて 25ヤード ゲット

 

さて、これをどうするのか

天井から吊るすしかない

 

が、ここで家族の反対にあう

天井にぼこぼこ穴を開けて欲しくない という人が約1名

我が家の天井は、梁に命中しないと吊るすものが落ちてくる

梁を見つけるまで、ブスブスと穴をあけることになるため(ゲストにやられた経験あり)

抵抗をくらう

 

それにわたしの頭の中の案がどうしても わかってもらえない

わかってもらえなければ説得もできない

 

で、家にあったランプを柱にして仮に設定をして説得にあたる

 

試作なのに、試行錯誤を重ね やっとここまで

布を切らずに25ヤードそのままをつかっている

どうやったのか自分も不明

だんだん雰囲気がでてきたけれど、これが中に入って見上げると

意外や意外 とても美しかった!!

自分でいうのも何だけど

これはもうアートといっていいじゃないか??えへ

どこかで見たぞ この曲線

あぁ アントワープだ!

似てる、、、と思ったのは幸いわたしだけではなく、、、

 

「こんな茶室が作りたいので、天井に穴をあけさせて」の願いは

即刻受け入れられた。

やったー!!

 

問題は、いったんはずしてもう一度再現できるのか?

めーっちゃくちゃ苦労しました

いまだに、試作の時のほうが美しかったと言われてますが

設営開始

 

一番の難関は、身長の低さ

家にある踏み台にのって、背伸びをして腕をおもいっきりのばしたギーリギリのところが天井

梁がどこにあるかわからない けど 睨んで睨んであたりをつける

 

そして、リーチ!! こわーい けど根性で乗り切る

いつ落ちても おかしくない状態で孤独で危険な作業は続く

何日も微調整を繰り返し、、、

 

ついに完成!!!

ゆめゆめしい感じを出すために

別所で野点用にゲットしてあった薄いピンクのチュチュがほどよいアクセントに

そこに一枚の羽もそっと置いてみる

難しかったのは、枝に布をかけるところ

かけようによっては、ホームレス小屋に見える

おしゃれに見せるのはなかなか布の量や長さたれ具合 工夫がいる

 

全体に美しいドレープが 肝

できれば、戦国武将の陣取りの白い布みたいにだけは見えて欲しくない

ああでもない、こうでもないと ドレープを作る

うまくいかない

休憩しよう と無造作にひっかけて コーヒーをいれる

飲みながら戻ったら、その無造作にひっかけた

つまり 自然に垂れるドレープのなんと美しいことよ 好み好み

そうか 重力に仕事をさせる そこからは 楽に作業がすすんだ

 

空飛ぶ茶室か

夢殿茶室か

はたまたアラビアンナイト茶室か

 

わからないけど、イメージどおりの 桜子野点夫人好みの茶会空間が誕生した

 

うれしい

 

お茶碗もお菓子も イメージはぴいいいいいいいったりだ

 

全てを、全てを、妥協せずに桜子野点夫人好みでまとめて

いよいよ本番

 

もう嬉しそうすぎる

直恵さんのくり坊奏法を惜しげなく教えてくださるのも

茶会中も奏でてくださったり、

抹茶ボウルとクリスタルボウルが 横に並んでる??瞬間があったり

ひじょーーーに美しかったし、面白かった。

 

茶道アーティスト な気分であった

 

しかし、、、ふたたびこのスペースで茶会を開くまでに

なんと1年もかかってしまったのだ

心の中の壁がのりこえられなくて、、、

 

AUTHOR

プロフィール写真
片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2017/10/14