キッチン断捨離からの野点夫人、マイ茶道楽スペース開き

BLOG

ハウスウォーミングならぬ
茶道楽空間ウォーミング茶会?

1年前、わたしは毎日いそいそとキッチンの断捨離に取り組んだ

キッチン断捨離は、わたしが抱えていたコンプレックスや罪悪感

同時に、「ほんとはこういうのが好きだったんだ」という自分再発見

まぁ、実に面白い日々でありました。

http://sakurako.tv/post-1599.html

キッチンが、裏も表も隠すところなくパワースポットになった頃

http://sakurako.tv/post-1907.html

12705412_768792959922004_6508614582586586604_n

「お料理の腕がなりますね」

と人に言われて愕然とした。

 

そうだった。キッチンは、お料理する場所だった。

でも、わたしの想いがむいていたのは、、、

この写真の右上端にも写っているように

お料理、、、というより、お茶だった。

 

気持ちいい環境の中で

ひとりで、ちょっとまじめにお点前をして、

気持ちが整うのを楽しむ。

自分のために点てて自分が味わう 独服 満足

IMG_3416

常々

「お茶は、お客さまがいてくださって完成します。」

と、森宗碧師匠は教えてくださるのだけれど

 

「いえいえ、わたしは自分のために点てる自己満足で十分です。」

と、ずっとこころの中で思っていた。

IMG_7907

それが、いつのまにかお友達が来てくれた時に、

「ねえねえ、ちょっとつきあって」と、お点前につきあってもらうようになり

13267925_1020247981393219_1599215706093690662_nIMG_7906

それがのちに、野点夫人へとつながっていくのだから、おもしろい

 

人に対して、どこか持っていた怖い気持ちを乗り越えて

信じて心を開いて差し出す。

それを受け取ってくださる。

だけでなく、喜んでくださったりもする。

わおーと感激しながら、そのことを、また受け取らせてもらう。

これは愛の貧乳人にとってはすごいことだった。

 

そんなことを繰り返していくうちに、愛は増大して、

やがて、愛の巨乳な世界へとたどりついたわけです。

 

断捨離おそるべし。お抹茶おそるべし。

 

 

基本、自然の中でお抹茶を楽しむ野点が好きだから

由緒正しく高価な器とか、

特注して建てるマイ茶室 とか 興味なし

全部道具をそろえる、、、とかいうのも

今はまだ違う気がしてる

 

今そこに持っているもの、全く違う目的で作られたのに使えそうな物を

見つけてきて、みたてて

ちょこっと楽しむ

そこが好き

そこが楽しい

 

でも、畳はあるといいな とは思ってた

2畳、いや一畳でも

日本から輸入も難しい昨今

これはもう、宇宙から あっとびっくりな方法で

おいでくださらんかのぉ と思ってましたのよ。

 

そうしたらば

去年の’秋に、お友達の千子ちゃんの家に遊びにいったとき

畳の部屋があったのですね。

「あらいいわね」

しかしよくみると、どうみてもフローリングの上に置いた感じであり

じろじろみたわけではないけれど

なんか、ちょっとレイアウトが 字余り的であった ので

 

「あの、もしかして 将来的に この余った部分が 邪魔だなぁ

などとお思いになることがありましたら、ここにワタクシがおりますこと

頭の片隅に覚えておいてくださ、、、、」

 

と、言ってみましたところ

 

「あっ!ある!! あるのよ! まだ使ってないおニューの畳が2畳分!

事情があって、さしあげられないけど、長期貸し出しということで。」

 

ぎゃあ とびっくり!

まさか、大好きな千子ちゃんを通して 送られてくるとは!!!

なんか畳に入ってる「気」も縁起も良さそうで。

しかも

なんと当時千子邸にホームステイしてらした 俳優の串間保さん が

我が家まで運んでくださり(ほんとーーーにすみません。ありがとうございました。)

 

あっさりと、夢の畳二畳が我が家に運び込まれ

しかも

「できるならここに、、、」と思っていた場所にサイズも

ぴーーーーーーったり、すっぽりと収まったのであります。

 

 

前の洋の空間も好きでしたけど

1380360_361806597287311_1823287355_n

(そういえば、この白い机も、宇宙からの贈り物でした、、、)

 

この机や今までおいていた本箱を別の場所にうつし

探しに探してみつけた

なんとなく書院造りとカルバンクラインを足したようなデザインの棚を買って置き

そこへ高価ではないけれど

全てにナイスストーリーがあって

見るたびに幸せな気持ちにしてくれる お茶碗や道具が収まり

 

こうして、ついに野点夫人は

NYのアパートの片隅にお茶室、、、とはいかないまでも

快適で意義ある 茶道楽空間を持つことができたのありました!

IMG_7852

 

千子ちゃんよ、宇宙よ、断捨離よ 本当にありがとう!!

 

そうして、やはり、それを可能にしてくれた

千子ちゃんにも来てもらって一度 会をしなければ

この空間はオフィシャルにならない!! という気がいたしまして

まずは千子さまをお招きし

IMG_7868

もはや 企画から10ヶ月ほど経ってしまいましたが

マイ茶碗でお茶会を、、、という宗碧師匠のアイデアを

http://sakurako.tv/post-2671.html

まねさせていただいて

好きそうな人たちに呼びかけた「マイ茶碗で野点を!」

http://sakurako.tv/post-2839.html

のっかってくれたお友達、智恵子さんと薫さん をお招きし

image92-1image98-e1466645799710

それを可能にしてくれた 陶芸家のさわみちゃんをお招きし

image96

「今度のお茶会には呼んでね、手作り和菓子もっていくから」と

嬉しすぎることを言ってくれていた よしこちゃん の言葉をそのまま真に受けお招きし

IMG_7824

IMG_7887

断捨離ののちの 野点夫人マイ茶室開き茶会 というか

引っ越ししたら親しい人たちを招いてこれから住む家を温めてもらう

ハウスウォーミングパーティーみたいな

畳スペース温め茶会 みたいな

あったかい時間をもたせていただきました。

 

すてきな空間も、そこで一緒に過ごしてくださる大事な人たちがいてくれてこそ

IMG_7823

ちょっとぎゅうぎゅう 茶会になっちゃったけどね ごめんね

 

花器も水差しも茶杓置きも さわみちゃん作

お世話になっています

にゃんこ花器は、わび と さび と命名

わびには、そのちょっととぼけた表情にあわせて

あえて 電気あんこう のように、、、

IMG_7886

お軸、、というか 書は、ダライ・ラマとも並んで尊敬されている

テクナットハン 氏   Breath, Smile    深呼吸して、笑顔で、、、

 

釜も炉もないので

炉縁と電熱器とメキシコ?のお豆を煮るためのお鍋で代用

そして炉縁は、実は引き出しの中でスプーンやフォークを入れる仕切り用の箱を

4つ購入して貼り付けたもの

職人の技であけた穴からコードが無理なくでてきます。。。

IMG_7811

別に買えないわけではないけれど

あるもので、(って、安いフォーク入れ4つは買ったけど)どこまで楽しめるか

工夫するのが今は楽しい

 

 

焼きあがったお茶碗も勢ぞろい

釉薬をかけない たまたま灰が落ちたり、火の加減によって

同じ土で同じ日につくったお茶碗たちが

全く違う味をもってやきあがってきました

作る人と 自然 との コラボ

IMG_7877

薫さんが撮ってくださった写真

こーんな嬉しそうな顔してお茶をたてていたとは、、、!

IMG_7869IMG_7875

IMG_7841

お話とまらず

お茶会から茶話会へ そして薫さんの、アロマと水晶で手を浄化してくれる施述のプレゼント

 

そして、数時間後 同日の夜

ジャパンソサエティー では 武者小路千家 家元後嗣の千宗屋氏の講演会がありました。

「そういうふうにテーマをきめて茶事をなさるんだ!」

という衝撃、茶人の想いの深さ、

1000年を超える月日の流れを感じる古くて新しいお話を聞かせていただきました。

 

最後に、インタビュアーの、「お茶の道の初心者に送る言葉はありますか」 という

質問に答えて

「まずはリビングルームをきれいにして

そこで大切な人たちとお抹茶を楽しむ というところから、、、」

 

「今日やりました、まさにそれを!」 嬉しくなって

レセプションのどさくさ紛れにご本人相手に言ってしまいました。

 

「そうですか。NYで。いいですね。どんどんなさってください。」

IMG_7860

やさしいお言葉に これまた 嬉しくなる野点夫人。

大好きな宗碧お師匠さんにも、お茶友達にも会えて、嬉しい嬉しい

喜び溢れる 1日でした。

ありがと のだ天使

IMG_7854

 

 

 

 

 

 

 

AUTHOR

プロフィール写真
片岡 桜子 / Sakurako Kataoka

神戸生まれ。
30年前、関西TVニュースキャスターの仕事を辞し渡米。

その後ニューヨークにて、FM802、フジTV、NHKのリポーター、ハリウッドスターのインタビューなどをつとめ、またアメリカ大手金融業界にも籍をおくなど、数々の仕事に従事。

40才で結婚、43才で出産。

しばし子育てを楽しむが、50代が見えてきた頃、「余生」と呼ぶには長すぎる人生の後半をどうやって生きていけばいいのかと問い始めソウルサーチングの旅を始める。

  

YouTubeにMayutomo Channelというインタビュー番組を作り、「命」や「宇宙の仕組み」を日常に落とし込んでおられる先生方にお話を伺う。

登録者数は6300人を超え、今も増え続けている。

NYではアーバンシャーマン(都会の長老)的先生方から、体、ムーブメント、声などを使って、自分の奥の奥にある声を感じる方法を学ぶ。

教えを実践していたある夜、自分の中の「聖なる存在」と体感的に再会。

いついかなる時も自分だけを愛してくれていた存在が自分の内にいてくれたことに感動し、押さえつけ無視し続けてきたことを詫び、そこからはその声を感じて行動すると誓う。

そうするうちに、深い喜びと感謝が内から溢れ出し、もう満ち足りているので、何もしなくてもいいと感じ始めた途端、突然57才でショートフィルムの主演女優デビューしたり、58才で自作のミュージカルショーの舞台に立ったりと、思いもよらなかった、本人も忘れていた大昔の夢が、棚からぼたもち的に勝手に叶いだし、人生は宇宙の台本どおりなのだと実感する。

魂の声どおりに生きる喜びをショーや語りで表現し、アラフィフ世代の背中を押し続けている。

ショーの動画はこちらhttps://www.notsosuperherogirl.com/about

片岡桜子(長い長い)プロフィールはこちら

公開日:2017/03/15